第2基：送電線にも名前がある

割とあちこちで見かける送電線・鉄塔ですが、鉄道路線や高速道路などと同様に名前が付けられています。

鉄塔の地上付近、「立ち入り禁止」のパネルや「高圧電線注意」のパネルなどのほかに、「○○線　№××」といった感じでパネルが見えることがあります。この「○○線」が送電線の名前(路線名)、「№××」は起点から数えて××番目の鉄塔、というふうに言います。

これを覚えておけば、鉄塔を見かけた時に「あ、あの送電線はどこどこからはるばるやってきたんだ、お疲れさまだねえ」というふうに労いの言葉をかけてあげることもできます。また、鉄塔の中には複数県にまたがるなど長距離をつなぐものも結構多いので、旅行先などで「あ、あの時見た鉄塔だ」という意外な再会を果たせるかもしれません。

無機質の塊ながらも名前が付けられている送電線です。邪魔にならない程度に愛でてあげたいですね。