第19本目:群馬県道27号高崎駒形線

実走した県道を紹介していく「しんとちの県道」シリーズ。

今回は、「群馬県道27号 高崎駒形線(たかさき・こまがた)線」を紹介します。


この県道は、群馬県高崎市を起点に、前橋市南部を通過して同市駒形町へ至る県道で、高崎市の案内標識では「駒形線」、地元の方からは「高駒線」と呼ばれ、親しまれています。

高崎・安中方面から国道50号・桐生方面へ向かうメインルートのひとつであり、全線にわたって交通量が多いです。道中に関越自動車道高崎IC・直接接続していませんが近隣に北関東自動車道前橋南ICがあることから、それらを利用するクルマも多く通ります。


国道17号・国道18号・国道354号が交差する「並榎町西」交差点から、東進する354号と重複する形で県道はスタートします。しばらく走ると「住吉町」交差点で354号が南にそれて、引き続き東進する県道27号の単独区間が始まります。新幹線・在来線の下をくぐると「芝塚町」交差点に至り、それまで片側1車線だった当道はここから終点まで片側2車線に変わります。


高崎環状線と交差する「上大類町」交差点あたりからは、それまでの市街地の風景から、ロードサイド店舗が立ち並ぶ郊外の風景に変わっていきます。近隣には商店だけでなく、工業団地や運送会社の営業所も増えてきて、工業・物流面でも非常に重要な道路である様子がわかります。

関越道高崎ICを過ぎてしばらく走ると、利根川を越えて前橋市に入ります。前橋市に入ると、北関東道前橋南ICが近くなってきます。この辺りは2010年に大規模商業施設「パワーモール前橋みなみ」が開業し、前橋・高崎エリアの新たな商業核として発展しています。ちょうど宇都宮市の「インターパーク」みたいな場所です。コストコ・ベイシア・カインズ・蔦屋書店など、様々なお店が並び、一日いても飽きないつくりです。2024年にはIKEAも開業予定であり、ますます賑わいが期待できるエリアです。


パワーモールからさらに東進すると、「東善町」交差点で県道40号藤岡大胡線と重複し、そのまま終点の前橋市駒形町に到着します。終点から先も県道40号として片側2車線の道が国道50号まで伸びており、交通量は多いですが快適に走行できます。


以上、群馬県道27号を紹介してきました。この道は県道でありながら、群馬県内を走る一部の国道よりも人口密集地を走るためか、立体交差はありませんが高規格に作られています。片側2車線区間も長く、交通量は多いですがスムーズな流れのところが多いので、あまり苦痛は感じにくいと思います。


ちなみに、お正月に行われる「ニューイヤー駅伝」でも、この県道が走行区間の一部に入ります。お正月の風物詩をご覧の際は、ぜひ気にかけてみてはいかがでしょうか。

しんとちのきち

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