第14本目:栃木県道46号宇都宮真岡線

実走した県道を紹介していく「しんとちの県道」シリーズ。

今回は、「栃木県道46号宇都宮真岡(うつのみや・もおか)線」です。


この県道は、宇都宮市中心部から少し離れた簗瀬1丁目交差点を出発し、市内南東部に向かってまっすぐ進んだ後に鬼怒川前後で国道121号と重複、その後分岐して真岡市街地の荒町交差点へ至る県道です。

宇都宮市内では「平成通り」という愛称があり、市街地から新4号・真岡・上三川方面へのアクセスルートとしての機能を担っており、1日を通して交通量は多く、特に朝夕は激しい渋滞が起きています。長らく新4号北側2kmほどが片側1車線でしたが、近年新4号までが片側2車線に拡幅されて渋滞がいくらか解消されましたが、それでも混む時間帯があります。

新4号から鬼怒川手前までは片側1車線の直線基調の道路で、かなり走りやすい道です。瑞穂野郵便局-下桑島町の国道121号との交差点までは集落内を通るくねくねした道となりますが、極端な狭さではなく、走りやすい範疇に入ると思います。

国道121号と重複して鬼怒川を渡ります。全長が1km近くある長い橋です。渡り切ると真岡市に入り、少ししたところで国道408号とも重複します。

真岡市に入ってもしばらく重複区間は続きます。まず国道408号と上籠谷町(かもこもりやまち)交差点で別れを告げ、夏休みの1万人プール(地元ではマンプーという愛称があるとかないとか)で有名な井頭公園西側で国道121号と別れて、真岡市街を目指します。途中、鬼怒テクノ通りの立体交差をくぐります。こちらは国道408号のバイパスで、日本でも数少ない、制限速度80kmの一般道路です。この道路を北進すると高根沢町・さくら市・東北道方面、南進すると真岡市西部・筑西市・常総市・常磐道につながります。

121号と別れて5kmほどで真岡市街の終点に到着。県東部の芳賀地域の中心地で、官公庁や県の出先機関がある場所です。郊外ほどではありませんが飲食店もあります。

この県道は、宇都宮市の一部区間が国道121号と重複(現在の重複区間よりも長かった)、真岡市の終点付近が国道294号と重複していたころがありましたが、今は国道のバイパスが開通したことで県道の単独区間となっています。そのため、以前よりは地図で見つけやすくなった県道と言えるでしょう。


以上、栃木県道46号宇都宮真岡線の紹介でした。全長は20km弱と短いですが、新4号・国道121号・鬼怒川・国道408号・鬼怒テクノ通りと、幹線道路や大河川と次々に遭遇する、重要な道路です。ところどころ片側1車線の区間がありますが、朝夕を除けばおおむね流れはよく、走りやすい道です。近くにお越しの際はぜひ寄って(通って)みてください。

しんとちのきち

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