第5基:福島東幹線

管理人のしんとちが撮影した送電鉄塔を紹介していくシリーズ。今回は、「福島東幹線」を紹介します。

↑福島東幹線。田園地帯を通るので、高さが際立つ。道の駅しもつまの展望台から撮影。紅白鉄塔以外は見えにくいことをお許しください。


「福島東幹線」は、第3基で紹介した「福島幹線」と名前が似ていますが、経路も似ています。福島県の新福島変電所から、新いわき開閉所(福島県)を経由して、新筑波変電所(茨城県)に至る、500キロボルト(50万ボルト)の送電線です。電線の本数は4導体が2回線(4本束が6セット。1回線は3セット、2回線で6セットと数える)、鉄塔の高さは80m-100mくらい。並行する福島幹線よりもやや高いです。

福島幹線と違い、福島幹線が経由する新茂木変電所(栃木県茂木町)を迂回します。ふたつの幹線は至近距離で並行するようなルートをとりますが、福島幹線は新茂木変電所に入っていくのに対して、今回紹介する福島東幹線は変電所の周りをよけて通る形です。理由はわかりません。筆者が理系的な話ではなく、単に鉄塔の見た目のかっこよさに取りつかれているだけなので、ご了承ください。


↑新茂木変電所周辺のイメージ。福島幹線は変電所を経由するが、福島東幹線はふちを迂回するルートをとる。


新いわき開閉所から茨城県筑西市・桜川市付近までは福島幹線と並行しながら、山間部を縫うように進みます。筑西市北部で平野部に出ると、福島幹線と離れていきます。しばらく小貝川に沿うように進み、筑西市・下妻市の農業地帯を通り、茨城県八千代町の新筑波変電所に達します。

平野部は直線基調なので、最初の写真のように鉄塔がまっすぐ連なる様子を見ることができます。周囲に遮るものがないので、天気のいい日に見ると格別です。


ここまで、福島東幹線の紹介でした。福島東幹線は茨城県筑西市・下妻市付近での眺めが特に良いです。田園地帯を通る大きな鉄塔が印象的です。近くを通る際はぜひ眺めてみてください。

しんとちのきち

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