第40.5駅:道の駅×無料の高速道路
記事「第40駅」で紹介した「道の駅ふくしま」や「第39駅:道の駅やまがた蔵王」「第38駅:道の駅おばなざわ」は、東北中央自動車道のICに隣接します。
近年では国と地方自治体が建設費を負担して高速道路を建設する「新直轄方式」という制度により、これまで高速道路がなかった地域にも道路が通じるようになりました。新直轄方式で建設された高速道路は通行料は無料ですが、休憩施設がないので、トイレ休憩やガソリン補給をするには一度ICを降りる必要があります。
東北中央道も一部区間が新直轄方式で建設されており、通行料が無料の区間と有料の区間が存在します。
有料区間にはPAが1か所ありますが(南陽PA)、無料区間が多い東北中央道は、ここ以外はICを降りて休憩・給油をしなければなりません。
ここで、道の駅の出番。
道の駅がICに隣接した場所にあれば、PA感覚で休憩ができますし、そこでお土産や地元の名産品を買っていくこともできます。多くの道の駅は直売所やレストランが併設されているので、場所によっては高速道路のSAに近い感覚を覚えるかもしれません。
道の駅サイドからしても、ICに近いというのはアピールポイントですし、自分たちの持つ魅力や特産品を広域の方に知ってもらえるチャンスとなります。また、この時点で一般道に降りてますので、近隣の町に寄ってもらうこともできます。高速道路に乗っているとICを降りての寄り道はハードルが高く感じるときがありますが、極端な言い方をすれば一般道同士のICなので料金所もないですし、高速道路への復帰も楽にできると思います。
道の駅がICに隣接している場所は全国に数多くありますが、新直轄方式の高速道路とは特に相性がいいので、このパターンはどんどん広まっていってほしいと思います。
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