第7基:栃山線

管理人の「しんとち」が撮影した鉄塔を紹介するシリーズ。今回は栃木県にある「栃山線」(とちやません)を紹介します。


↑東北新幹線と並走する栃山線。


栃山線は、栃木県宇都宮市と同県小山市を結ぶ送電線です。全線で2導体2回線、多くの区間で下段に1導体を2-4回線併架しています。起点の宇都宮市を出発してしばらくは栃那線を併架、その他は複数の系統を断続的に併架しています。

国道4号と東北新幹線・JR宇都宮線に並行するようなルートで、どちらからも見える位置にあります。特に東北新幹線は至近距離で並走する区間があるので、見たことのある方は多いように思います。


↑宇都宮市内は自衛隊の駐屯地があり、鉄塔の高さを低くしている区間がある。このような配置を「ドナウ型鉄塔」という。形も名前もオシャレ。


この送電鉄塔は、近くに自衛隊の駐屯地があってヘリの往来があることから、鉄塔の高さを抑えている区間があります。通常は縦に3段で並ぶ電線が、当該区間では3段を2段にして、下段に横2列に並べたような配置になっています。

このような配置の鉄塔を「ドナウ型鉄塔」といい、高さを抑える必要がある場面で多用される配置です。数は少ない貴重な鉄塔です。


今回は「栃山線」を紹介しました。

鉄塔もよく見てみると高さや形に微妙な違いがあるものです。こうした違いを記事を通じて今後も紹介できたらと思います。

しんとちのきち

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