第16駅:道の駅「のと里山空港」
しんとちが訪れた道の駅を紹介していくシリーズ。今回は能登半島中央部に位置する道の駅「のと里山空港」を紹介します。
※訪問の際は新型コロナウイルスの感染予防を十分に行ってください。営業時間・サービスの内容などが変わっている場合がありますので、訪問前に最新情報を確認して下さい。
↑道の駅「のと里山空港」の案内板。「空港」とついているが、れっきとした道の駅です。
この道の駅は、全国で2か所しかない「空港と道の駅が一体化」したところです(2020年12月現在。もうひとつは秋田県の「大館能代空港」)。外観は思いっきり空港なんですが、立看板や周辺の標識にも道の駅のマークがついていて、建物内にもスタンプ台や記念切符を売っている場所があり、ここが道の駅であることをしっかりとアピールしてくれています。
当駅は能登半島中央部の丘陵地帯に位置し、東京からの発着便が1日に2便やってきます。輪島市街地へはクルマで約30分、七尾市の和倉温泉までは約45分、珠洲市街地へは約40分と、奥能登の観光地へのアクセスも良いです。各方面とも多少のカーブや高低差がありますが、道はおおむね走りやすい部類に入りますので、レンタカーはもちろん、タクシーや路線バス、貸切タクシーで奥能登を周遊する拠点としての役割を果たします。
駅の中はといいますと、当たり前ですが「空港」でございます。出発口と到着口があり、航空会社のカウンターがあり、周辺市町村の観光施設を教えてくれるカウンターやパンフレットがあります。売店やレストランもありますが、営業時間が短め(特に平日は顕著)なので、利用する際には注意が必要です。
この他、奥能登地域行政センターが併設されており、輪島市など周辺自治体の住民の住民票・印鑑証明などを受け取ることができたり、旅券を発行してもらうことができるようになっています。能登半島も他の半島と同様に山がちでそれなりの広さがあるため、なかなか役所まで行くのが遠いという人もいるでしょうから、地域住民にとっては大変便利な施設といえるでしょう。
↑道の駅「のと里山空港」の外観。どこからどう見ても空港(と地域行政の拠点)なんですが、道の駅でもあります。あちこちでそれを主張する看板が立っています。
今回は道の駅「のと里山空港」の紹介でした。空港と道の駅が一体化しているという非常に珍しいパターンではありますが、それぞれの機能を損ねることなく、なおかつ行政の拠点の機能も併せ持ったかなり機能的な道の駅でございます。当駅訪問で、2019年夏に訪問した秋田県の道の駅「大館能代空港」とあわせて、空港型道の駅を踏破することができました(大館能代空港のほうは後日紹介します)。全国に他の施設と一体化した道の駅はたくさんありますので、今後も訪問した際は紹介していければと思っています。
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