第7本目:石川県道28号大谷狼煙飯田線
実走した県道を紹介していく「しんとちの県道」シリーズ。
今回紹介するのは「石川県道28号大谷狼煙飯田線(おおたに・のろし・いいだせん)」です。今年の7月に北陸周遊の旅に出かけたとき、能登半島周遊のために利用した道路です。全線走破ではありませんが、8割がた走破しているので、ここで話できるかなと思ったので紹介しようと思います。
この道は、能登半島最先端に位置する珠洲市の中でも、最果ての地である禄剛崎を経由する県道です。能登半島の海岸線を周遊する道路としては国道249号が有名ですが、この道は国道よりも海岸線に沿って走る数少ない道路のひとつです。
起点は珠洲市の大谷地区。輪島から走ってきた国道249号は、ここから海岸線を離れて山間部を通り、県道終点の珠洲市飯田地区(珠洲市の中心地)までショートカットするルートをとります。国道から分かれた県道は、アップダウンを繰り返しながら能登半島最果ての狼煙地区を目指します。
狼煙地区では、道の駅「狼煙」や漁港・飲食店・住宅が少ない平地に固まって建っており、小規模ながらも商業集積がみられます。狼煙地区を過ぎると、この地域有数の観光スポットである須須神社の前を通り、三崎地区へ至ります。
起点からこのあたりまでは道幅が狭い区間が多く、乗用車同士でもすれ違いに気を遣うところが多いです。一部区間では新道を造る工事が行われていて、10トンダンプと何回もすれ違いましたが、ぶつからないかどうかひやひやモノでした。見通しの悪いカーブも多いので、慎重な運転が求められる区間であります。
三崎地区からは比較的開けたところを走ります。道幅も広いので、快適に走れます。海岸に近いところを終点の飯田地区まで走ります。途中で飯田地区と並ぶ珠洲市の商業地区である蛸島(たこしま)地区を経由します。
蛸島地区に入る手前で農免道路が分岐します。農免道路は県道のすぐ北側を並行して走りますが、蛸島地区の中心を通らないので、飯田地区以遠が目的地の場合は、そっちを通ったほうが早い気がします。ちなみに私は農免道路に行っちゃったので蛸島地区から終点までの区間は未走です。
ここまで、石川県道28号の紹介でした。こちらの県道、全線にわたって「奥能登絶景街道」という名称がついていて、その名の通り奥能登の自然を楽しみながら走行できる道路になっています。能登半島は鉄道が通っていないところが多く、旅行の際はマイカーがメインになります。能登半島観光に、この道(と周辺の観光地)はぜひルートに入れていただくことをお勧めします。
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