第5駅:道の駅みんまや

道の駅は単独であるもののほかにも、いろいろな施設と一体となったものが存在します。今回はそんな道の駅を紹介します。


青森県の津軽半島最北端に位置する竜飛岬。そこからすぐのところに「道の駅みんまや」があります。

↑ぱっと見分かりにくいですが、道の駅です。


こちらは「青函トンネル記念館」と「竜飛ウインドパーク」から構成される道の駅で、記念館入口にスタンプ台が置いてあります。ちなみに入館の際には料金が発生します。

青函トンネル記念館内部は、トンネル工事に関する様々な資料やモデルを展示しています。壁に展示されている津軽海峡のジオラマは圧巻です。

また、記念館内には海面下140mの世界を体験できる「体験坑道」という施設があり、トンネル工事の現場を体験することができます(入館料とは別に料金がかかります)。

↑海底トンネルの構造や使われる部品が分かりやすく紹介されている。


今回は他の観光地を周る都合でウインドパークと体験坑道は周りませんでした(行きたかったんですがカーフェリーの出航に間に合わなくなるので未来に持越します)。


この道の駅周辺は竜飛岬のすぐそばにあることもあって、道の駅や岬の他にも観光スポットがいくつかあります。

そのうちのひとつがこちら。

↑「津軽海峡・冬景色」の歌碑。赤いボタンを押すと2番から歌が流れる。

石川さゆりさんが歌う大ヒット曲「津軽海峡・冬景色」の歌碑です。歌の2番で竜飛岬の事が歌われていることから、この地に碑が建てられました。ちなみに赤いボタンを押すと2番から歌が流れます。

そしてもう一つの観光スポットがこちら。

↑遊歩道ではないです。れっきとした国道です。

こちらは国道339号。「日本で唯一の階段国道」です。

この区間は、竜飛漁港から崖上に位置する灯台・歌碑・ホテル周辺にかけて登る階段となっており、全長およそ380m、362段の階段で構成されています。この階段が国道に指定された経緯についてはいまだはっきりしておらず、「役人が現地を見ないで地図のみで国道に指定した」「国道になった時はもともと坂道だったが通学路整備の過程で階段となり、名物として残すために国道のままにした」など、諸説あります。階段の漁港側の近くには太宰治の小説「津軽」の碑もあります。

この国道339号は、五所川原方面は「龍泊ライン」といわれており、大自然の中をつづら折れと海岸線に沿った道が続くドライブコースとして有名です。お時間があればこちらも是非。


今回は記念館と一体になった道の駅を取り上げました。竜飛崎までは県庁所在地の青森市からでも結構遠いですが、歌や小説にも表現されている最果て感と厳しくも風光明媚な自然、そして人の英知の塊が一度に味わえる観光スポットです。道の駅巡りと合わせて楽しめるところですね。

しんとちのきち

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