第17本目:栃木県道196号宇都宮停車場線

実走した県道を紹介していく「しんとちの県道」シリーズ。

今回は、「栃木県道196号宇都宮停車場(うつのみやていしゃじょう)線」を紹介します。


この県道は、栃木県宇都宮市のJR宇都宮駅西口から大通り方面へ延びる県道で、全長は0.067kmと、約70mの長さの県道です。

「しんとちの県道」シリーズ初の、駅を基点とする「停車場線」系の県道で、記事にした中では全長が最も短い県道です。


起点であるJR宇都宮駅は、東北新幹線・宇都宮線・日光線と、2駅北の宝積寺駅から直通する烏山線が発着する栃木県有数のターミナル駅で、宇都宮市・栃木県の玄関口として機能しています。駅西口には広大なロータリーがあり、広いタクシー乗り場・バス乗り場・上にはペデストリアンデッキが広がっていて、周囲の商業施設に直結しています。

県道は、一般車向けとバス乗り場の2つに分かれていて、一般車向けが北側に位置しています。バス乗り場は宇都宮駅から県庁・東武宇都宮駅・郊外・日光市今市などの西・北へ向かう系統や、ベルモール・作新学院大学・真岡市・下野市石橋方面へ向かう東・南系統など、あらゆる方面へのバスがひっきりなしに発着していて賑わいがあります。

ロータリーを抜けると片側2車線道路となって西へ進み、約70m先の「宮の橋」交差点で、南は県道1号小山・真岡・益子方面、北は県道10号那須塩原・さくら方面、西は東武宇都宮駅・鹿沼・日光方面へ接続します。西へ向かう道は「大通り」と呼ばれる片側3車線のメインストリートとなっています。この県道もそう呼ばれることが多いです。

JR宇都宮駅西口は、今再開発が進んでいる東口側よりも前から商業施設・マンションが集積していて、お店の入れ替わりが近年進んでいます。また、東口から東へ延びるLRT「宇都宮ライトレール」が将来は駅西口側へも延伸する計画が立てられており、事業化がなされれば道の様子も大きく変化すると思います。


ここまで、「栃木県道196号宇都宮停車場線」をとりあげました。

道自体は短いですが、市内中心部の交通網に必要不可欠な路線であります。あまり意識されにくい「停車場線」系統の県道ですが、今後も機会がありましたら紹介していこうと思います。


しんとちのきち

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